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「仁科芳雄と原子物理学のあけぼの」展  2005年 国立科学博物館


(画像をクリック)日本の科学者技術者展シリーズ 第2回「仁科芳雄と原子物理学のあけぼの」~(財) 仁科記念財団創立五十周年記念・世界物理年記念~に展示された「パネル」をご覧いただけます。この展覧会は、2005年11月12日~12月18日に国立博物館で開催されました。

主催者「ごあいさつ」:本年は、アインシュタインが特殊相対性理論などの重要な業績を発表してから100年となることを記念する「世界物理年(World Year of Physics2005)」です。また、日本の物理学の発展に大きく寄与した仁科芳雄を顕彰する仁科記念財団は創立50周年を迎えます。
物理学は、自然界の謎を解き明かして私たちの世界を広げるとともに、技術革新の礎として日常生活にも大きな影響を与えてきました。

近代日本の物理学は、西洋の学問の吸収から始まりました。私たちの先達はまず西洋に学び、次いで自分たちで研究を進め、さらに後進を育てようとしました。彼らの努力が世界に広く認められ始めるのは、量子力学が誕生し、原子の世界が解明されるようになってからのことでした。その背景には、ヨーロッパから最新の理論と研究方法を持ち帰り、理化学研究所で自ら研究を進めるとともに、多くの科学者を育てた仁科の貢献がありました。

このたび、国立科学博物館では、仁科記念財団・理化学研究所と共催で、仁科と、彼にゆかりの深い長岡半太郎、菊地正士、朝永振一郎、湯川秀樹、坂田昌一に焦点を当てた展覧会を開催することといたしました。

6名に関する100点あまりの資料を通して、彼らの業績と人柄についてご理解を深めていただければ幸いです。物理学者たちの挑戦の跡をたどる本展が、物理学を身近に感じていただく契機となることを願っています。

開催にあたり、ご協力賜りました方々に厚く御礼申し上げます