仁科記念講演会

仁科記念財団は、仁科博士の誕生日にあたる12月6日前後に定例の記念講演会を東京で催す他、 地方講演会、外国の著名物理学者を財団で招聘し特別講演会を催しています。

2016年度は12月5日(月)16:00〜18:00  東京大学安田講堂にて
「祝 ニホニウム発見」 をテーマに開催します。

主催:公益財団法人 仁科記念財団
   東京大学原子核科学研究センター
   理化学研究所仁科加速器研究センター
後援:公益社団法人 日本アイソトープ協会

日本発の新元素、原子番号113番「ニホニウム」Nh がいよいよ「周期表」に登場します。ロシア・アメリカの研究者が発見した114番から118番までの新元素が加わり「周期表」の第7周期までが完結するという元素発見史上画期的な成果となりました。仁科記念財団、東京大学原子核科学研究センター、理化学研究所仁科加速器研究センターはこの快挙を記念して、仁科記念講演会「祝ニホニウム発見」(添付ポスターをご覧ください)を12月5日(月)16時より東京大学安田講堂にて下記のプログラムで開催いたします。これまでに発見された118種類の元素のうち、原子番号1の水素から92番のウランまでの天然に存在する元素は星の中の核融合反応や超新星爆発、中性子星の合体など星の最期の天体現象で合成されたと考えられています。一方、原子番号93番のネプツニウムから118番のオガネソンまでの元素と、43番テクネチウム、61番プロメチウム、85番アスタチンはほぼ全てがイオンの加速器を用いて合成されました。日本発ニホニウムの合成実験は、埼玉県和光市にあります理研重イオン加速器施設で行われましたが、この加速器は東京大学原子核科学研究センターと理化学研究所仁科加速器研究センターが共同事業として建設したものです。(添付の物理学会誌解説「いかにして森田浩介らは113番新元素の命名権を獲得したか」矢野安重をご覧ください)本講演会では、宇宙における元素合成の謎に挑む新進気鋭の物理学者、茂山俊和氏とニホニウム合成実験を主導した化学者、羽場宏光氏が「いかにして元素は合成されたか」を語ります。そして閉会の辞では、今回の命名権授与審査委員を務められた山崎敏光氏から授与理由を語っていただきます。皆様お誘い合わせのうえ是非ご来聴賜りますようお願い申し上げます。

「いかにして森田浩介らは 113 番元素の命名権を獲得したか」(矢野安重:理研仁科センター)も併せてお読みください。

司会 東京大学原子核科学研究センター長 下浦 享
開会の辞 仁科記念財団理事長 小林 誠
東京大学理学研究科長 福田裕穂
理化学研究所仁科加速器研究センター長 延與秀人
講演1 「いかにして天然元素は合成されたか」
 茂山俊和(東京大学理学系研究科ビッグバン宇宙国際研究センター 准教授)
講演2 「いかにして人工元素は合成されたか」
羽場宏光(理化学研究所仁科加速器研究センターRI応用チームリーダー)
閉会の辞 元東京大学原子核研究所長、東京大学名誉教授 山崎敏光
中継 配信はこのURLから http://www.s.u-tokyo.ac.jp/ja/info/5078/

これまでに行われた講演会

これまでに行われた講演会のタイトル等は、講演会の記禄をご覧下さい。