目次
1.仁科芳雄デジタル記念館へようこそ
2.旧「仁科記念室」
3.仁科芳雄博士略歴
4.仁科芳雄博士の偉業
5.著作と書簡
著作と書簡
3号館仁科資料の内容一覧

- 3号館仁科資料の内容一覧(冊子)
- 「仁科芳雄往復書簡集」1巻、2巻、3巻、補巻 みすず書房
(出版社の広告)
第1巻目次(1-431)
第2巻目次(432-935)
第3巻目次(936-1421)
補巻目次(1-490)
スキャンした「往復書簡集」の書簡【制作を開始したばかりです。完成まで今しばらくおまちください】
( 目次の書簡番号の書簡がご覧いただけます)1~10
往復書簡(横山資料)
仁科記念室を理研和光事業所へ移設する作業中に、仁科記念財団事務室にあったキャビネットの中に「横山資料」と書かれたGODIVAの箱が見つかりました。発見したのは、京都大学・科学哲学科学史の科学史家 伊藤憲二博士です。箱の中には「1500通を超える仁科博士の未発表書簡」が保管されていました。事務室はもとは「朝永記念室」であったことから、朝永振一郎元理事長の指示で、仁科博士の秘書の横山すみ女史が書簡を年次別に整理したものと思われます。この度、移管先の「理研史料室」がpdfファイル(付箋付き)にしましたので、ここに限定公開いたします。閲覧希望の方は【パスワードをお問合せください】。で「理研に移管した事務室蔵書リストExcelファイル」をご覧いただけます。
仁科博士愛用の便箋複写簿 付箋のB-1-9はこの複写簿が入っていた引き出しの整理番号
伊藤憲二京都大学大学院准教授。科学史家。
理研記念史料室に保管されている「横山資料」
1945年8月の広島長崎原爆被害調査から1951年に急逝されるまでに雑誌等に発表された一般市民向けの解説集。
[目次]
「原子力について」「原子爆弾」「原子力の管理」「原子力問題」「日本における原子力研究の条件」「原子弾と肥料」「原子力と平和」「原子力問題の新段階」「原子力・今後の課題」「ラジオアイソトープが輸入されるまで」「ボーア」「湯川理論の発展」「日本再建と科学」「科学活動と経済活動」「国際平和の基礎」「政治の科学性」「組織の力」「発明と研究」「わが科学者のつとめ」「われらはいかに前進すべきか」「二十世紀前半における物理学の歩みとその後半の夢」「国際学術会議への旅」「外から見た日本」「私は何を読んだか」
- 1.
「元素の變換」 (1937年)
- 2.
「量子論と因果律に就て」 (1929年)
- 3.
「宇宙線研究の現状」 (1930年)
- 4
「ヘヴェシー教授學術講演要旨(第一)」 (1931年)
- 5
「人工放射能」 (1934年)
- 6
「水面上の油の薄膜」(アーヴィング・ラングミュア講演譯) (1934年)
- 7
「サイクロトロンと元素の變換」 (1938年)
- 8
「宇宙線」 (1934年)
- 9
「宇宙線の本質」 (1934年)
- 10.
「光と物質との相似と相異」 (1934年)
- 11.
「界面化学」 (1935年)
- 12.
「宇宙線の話」 (1935年)
- 13.
「宇宙線の話」
- 14.
「原子核破壊用電源」
- 15.
「人工放射線」 (1935年)
- 16.
(宇宙線の研究)
- 17.
「最近の物理学」 (1936年)
- 18.
「原子核卜放射線」 (1936年)
- 19.
「ニールス・ボーア」 (1936年)
- 20.
「量子論に於ける因果律」 (1936年)
- 21.
「清水隧道に於ける宇宙線の測定」 (1936年)
- 22.
「宇宙線の研究」 (1936年)
- 23.
「新粒子の発見」 (1937年)
- 24.
「原子核の変換」(ニールス・ボーア講演譯) (1937年)
- 25.
「原子」(ニールス・ボーア講演譯)( (1937年)
- 26.
「宇宙線及び原子の人工変換に関する座談会」 (1938年)
- 27.
「相補性理論」 (1938年)
- 28.
「機運」 (1938年)
- 29.
(岩波講座物理)「Bohrさんと富士」 (1939年)
- 30.
「アメリカの科学」 (1940年)
- 31.
「傳統」 (1940年)
- 32.
「相補性と仏心一如」 (1940年)
- 33.
「囘顧と展望」 (1941年)
- 34.
「科學技術の新體制」 (1941年)
- 35.
「大東亞の再建と純粹科学」 (1942年)
- 36.
「戰爭の前途と科學者」 (1943年)
- 37.
「科學者の動員」
- 38.
「人と環境」
- 39.
「最近に於ける物理学の発展」 (1936年)
- 40.
「ローレンス」 (1940年)
- 41.
「宇宙線並に元素の人工變換について」 (1938年)
- 42.
(學者傳記(1))「Niels Bohr」 (1939年)
- 43.
「科学と宗教」座談:仁科芳雄・鈴木大拙 (仏教学)・下村寅太郎(哲学)・西谷啓治 (宗教哲学) (1948年)
仁科芳雄博士はヨーロッパから帰国後の1928年から1937年までは旧3号館に居室があり、その後、新築の37号館に移転された。その3号館は1945年の大空襲で大部分が焼失したが、段ボール箱に保管されていた博士のノート・書簡などが奇跡的に焼失を免れ、後に、直弟子の玉木英彦元常務理事らがこれを整理して「3号館仁科資料の内容一覧」という冊子を出版。現物は、岩城正元理研史料室長が整理・保存した。
仁科芳雄往復書簡集

スキャンした「横山資料」の書簡(1528通)
(
期間別にご覧いただけます。 また伊藤博士のご厚意で、書簡リストのExcelファイルをここをクリックしてダウンロードできます。)
1938年1月~8月 | 1938年8月~12月 | 1939年1月~7月 | 1939年7月~12月 | 1940年1月~3月 |
1940年3月~12月 | 1941年1月~12月 | 1942年1月~12月 | 1943年1月~12月 | 1944年1月~12月 |
1945年1月~12月 | 1946年1月~12月 | 1947年1月~12月 |

(公開中)NHK「ETV特集」公式ツイッター
「日本の原爆開発~未公開書簡が明かす仁科芳雄の軌跡」2021年8月7日(土)23時~23時50分に放映された。番組では「横山資料」が紹介され、仁科博士役の俳優吉岡秀隆氏が、手紙を読み上げます。また、伊藤憲二博士が「語り部」として登場します。


仁科芳雄博士遺稿集
和文著作
目次
1.仁科芳雄デジタル記念館へようこそ
2.旧「仁科記念室」
3.仁科芳雄博士略歴
4.仁科芳雄博士の偉業
5.著作と書簡